物理の勉強法

物理は理工学部を受ける多くの人が選択するかと思います。高校や塾では「こういう結果なんだよ」というように公式の暗記や事柄の結果を暗記させられると思います。それで覚えることが多くなり苦手になる人が増えてくるとも思います。しかし、物理というのは覚えることが一番少ない科目なのです。覚えなくていけないのはほんの僅かであり、入試に出てくるあらゆる問題は基本原理に忠実です。なので基本原理とその式変形を理解しておけばどんな問題でも解けます。

今回はそんな物理の勉強法を初学者向けに話していこうと思います。

数学の準備をしよう

高校物理は「数学1Aまでの範囲の数学でやる」という暗黙の了解がありますが、物理というのはベクトル、数Ⅲまでの微分積分を使うものです。

運動方程式と言った基本原理を積分することで運動量と力積の関係、エネルギー保存則といったものが出てくるのです。

覚えることを減らすためにも、物理というものをしっかり学ぶためにもベクトル、数Ⅲまでの微分積分をまずは勉強しましょう。

基本原理を覚えよう

物理における基本原理というものは本当に少ないです。

力学で言うとニュートンの運動方程式、作用反作用の法則、慣性の法則の3つしかないのです。万有引力の法則やフックの法則と言った経験則は覚えなくてはなりませんが、その他は全て数学的に導かれるものです。覚える必要はありません。その場で作れば良いのですから。

公式類の使える条件を理解しよう

例えば、2つの物体が衝突する時、普通「運動量保存則」を使います。

しかし、運動量保存則を使うには条件があります。何かわかりますか?

正解は

「運動量保存を考える方向に外力が働かないこと」

です。

このようなものを理解せず「衝突の問題は運動量保存則!」という歪んだ解釈を続けると間違える元です。では、こういったタイミングを一個一個覚えなくてはいけないのかと言うとそんなことはありません!

こういったことも、運動方程式からの式変形で全て理解できるのです。

問題を解く時は必ず図を書こう

物理の問題を解く時は必ず図を書きましょう。

自分の手で図を書いて問題を解くことで力がつきます。

「そんなことで力つくの?」って思った方も是非一度騙されたと思ってやってみてください。

いかがでしたでしょうか。

物理というのは実はやることが少なく、得点源にしやすいのです。

慣れるまでは少し難しいとは思いますが、慣れてしまえばこれ以上にコスパの良い科目はありません。

是非、騙されたと思いやってみてください!

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